進化した無足場工法「NSC」(ノン・スキャフォールディング工法®)とは?
ケンテックシステムズが開発した無足場工法。
2015年6月に国土交通省のNETISに登録された「国が認めた」技術。
参考:国土交通省NETIS登録ページ
足場や高所作業車が必要な高所にて、足場の代わりにロープやスリング及びワイヤーなどを使用し
空調などの設備工事、高層建築物の点検、ビルの全面打診調査、タイルやシーリング工事などを行うための特殊な工法です。
一般的には「産業用ロープアクセス」や「無足場工法」と呼ばれている技術に分類されますが
安全性・作業性を大幅に強化したことにより
従来手法では近接困難な構造物の調査/点検のみならず補修作業まで可能にする点
が従来の無足場工法と大きく異なります。
NSC(ノン・スキャフォールディング工法)でできること
NSCは、従来の無足場工法・産業用ロープアクセス工法をベースに「高所で安全・確実に工事を行う」ことに特化した工法です。
そのため、次の3つのことが実現できます。
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仮設足場などでの作業が困難な工事
例えば、
・ 高所作業車の駐車や道路規制が困難
・ 高所作業車では作業場所まで届かない
・ 足場が容易に組めない
・ 小規模で足場を組む予算や時間がない
など施工困難な現場の工事が可能。 -
高所作業にかかるコスト削減
・ 仮設足場の設置費用
・ 誘導員の人件費
・ 重機使用料
などのコスト削減が可能。 -
工期の短縮
・仮設足場の設置期間
・道路規制による施工時間制限
などが不要となり、短工期化が可能。
1.NSC機材の自主点検
永木精機製 テンションメーター(デジタル型 T-5 及び アナログ型 A-30)によるNSC機材自社検査を実施しております。
2.NSC機材の独自開発
NSCは、ビル低層階から鉄塔高所作業など高高度までの高所作業を想定しています。
特に、高高度の作業ではたった一つの機材の落下さえ許されないため、安全確保のために独自開発した機材を使用しております。
独自開発機材の例
ケーブルワイヤー用ローラープーリー
300mの鉄塔高所作業用に開発しました。
直径100mmのケーブルまで対応可能です。
落下防止リング
こちらも300mの鉄塔高所作業用に開発。
手首とS環をパワーロープで接続し、ハーネスのギアループに付くカラビナをピックアップする際、手を離してもカラビナが落ちないためのリング
よく聞かれる質問
そんな現場こそ最も活躍できるんです!また、施工は実績5000件超の熟練の職人が対応しますので、ご安心ください。
事故があったら困るんです。
さらに施工するのは熟練の設備工事職人。
安全にはこれ以上ないほど細心の注意を払っています。これまで事故は0件!ご安心ください。
足場を組む必要がないため、工期を大幅に短縮できます。実際、仮設足場を組むと1カ月かかる現場が、NSCでは2日ですんだ事例もあります。
結果として、仮設足場の費用や高所作業車・誘導員の費用が不要となります。
だから、仮設を組んだらコストが見合わない小規模な現場の工事にもいいんです!