理事コラム Vol.2

「協会のはじまり」


第2回目の理事コラムです。今回は理事の伊藤が担当します。

私からは協会設立に際しての流れをあらためて読者の方々にお伝えしようと思っています。

本協会は2024年4月11日に法人登記されましたが、これより遡ること約半年前 2023年11月1日に一般社団法人ロープ高所作業協会 代表より、RWC(ロープワーカーズコミュニティ)に「どなたか協会を引き継いでいただけませんか」という投稿がありました。理由は、ご自身の運営する事業の中での整理の上で、よりよい運営のために協会活動(特に既存会員へのアフターフォロー)を信頼できる誰かに託したいというものでした。

私はかねてより、この協会は業界のためになるものと考えていました。なぜなら、それは「ロープ高所作業」という特定の技能を指すことのない一般名を関した協会であり、教育に力を入れていたからです。

個々の会社の利益はもちろん大事です。それによってはじめて元気な業界ができるというのは疑う余地がありません。しかし、それぞれの技術を鼓舞するが故に、顧客が選びにくい状態になるのは本末転倒です。他をけなし、少しの差を誇張し、顧客をかすめ取る営業に業界繁栄の道はありえません。技術的な切磋琢磨と、一体的な空気の両立が個々の繁栄にも活きてくるはずです。

RWCへの呼びかけから、すぐに私は手を上げ、ぜひ他の方もと呼びかけ、2023年11月16日に新体制樹立のためのグループが召集されました。なぜかそのとき、「自分が手を挙げる」と瞬時に思い至ったのです。天啓かもしれません笑

さて、その話し合いの末に、新しい体制は新たな法人を立てて運営を引き継ぐ算段となりました。さらにそこから、中心となる理事会候補を組み、予定者会議を積み重ねました。理事予定者会議が進むに連れ、目指すべきこと、法人の名称とその設立の日が決まってまいりました。

2024年4月11日 「一般社団法人”日本”ロープ高所作業協会」 設立
より発展的で拡がりのある協会を目指し、名称に「日本」を冠し、少しでも良い日にと選んでいただいた日取りにて登記、設立となりました。

私は新協会代表理事を務めさせていただくことになりました。慣れないながらの運営にも、理事会一丸となって取り組み、先日の総会にて任期を迎えることが出来ました。

これまでの大まかな流れを下記にまとめておきます。
実は2024年5月7日に始まった理事会は、隔週開催を継続しており、現在では第50回を迎えています(!!)。

JSR設立までのあゆみ

    1. 前体制からの聞き取り
    2. 誰が出資し、誰が理事になるかの整理
    3. どのような移管手続きが必要か
    4. 実際の移管手続き
    5. 法的手続き

JSRのあゆみ

準備期間:理念の策定と組織の準備(2024年春〜2025年春)

    • 公式ホームページの引き継ぎ
    • 会員名簿の引き継ぎ
    • 新しい体制での、会員受付までのロードマップ作成
    • 会員規程の作成
    • 銀行口座開設
    • 他団体との関係構築開始
    • JSRミッションの言語化
    • 協会認定特別教育および公式テキストの枠組みの模索
    • テキスト執筆開始
    • ヒヤリハット報告のフォーム作成
    • 会員証のデザイン
    • 愛称の設定(JSR)
    • ロゴ制作
    • 公式LINEの開設

黎明期:会員募集開始と具体的(2025年春〜2026年春)

    • 理事会のみでの総会(第1回)
    • 会員募集開始
    • 協会認定インストラクター講習の開始
    • 決起集会の開催
    • 広報イベント出展
    • 安全向上BOXの設置・運用
    • 銀行口座の変更(三菱UFJ銀行からPayPay銀行に変更し事務を効率化)
    • 事故情報の整理を開始
    • メールマガジン「ロープの木かげだより」配信開始
    • 合同トレーニング ペツルジャパン、CWA
    • 協会規則の詳細な整備
    • 行動指針の確立
    • 仮パンフレットの印刷
    • テキスト販売開始

拡大期:(2026年春〜)

    • 会員を集めてのはじめての総会(第2回)
    • 公認インストラクターミーティング
    • 業界統計データについて、アイデア出し開始
    • パンフレットの企画、発行
    • 新しい理事会体制
    • リスクアセスメント(RA)講座の構築開始 ※ 三水さん協力
    • 広報イベント出展
    • 公式ホームページに新理事会を掲載

RWCは交流を目的としたグループでしたが、
協会(JSR)は明確な目的意識のもと、業界全体のために組織だって動いています。会議を主体としつつも、具体的な変革や成長のために行動を強めています。

まだまだ形の無いころから、理解を示し、賛同してくれた皆様に深く感謝申し上げます。良い業界づくりの最先端に携わらせていただき、幸せです。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

伊藤徳光
伊藤 徳光

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